総合施設長コラム(2019.8.6)

8月6日広島に原爆が投下され多くの命が奪われ、多くの人々に苦難を与えた。皆さんも広島原爆ドームにいかれたり、書籍や映像で悲惨な状況は知っておられると思います。74年経過しても被ばくした人や被ばくした人の子供さん等、苦しみが続いておられる人達も多くおられるのも現実。「平和」を望まない人はいないはずだが、一方で平和を脅かしているのも人間という事実。

話は異なるが今年も中東のパレスチナ、イスラエルから子ども達が綾部に来てしばらく過ごされる。この活動も地道に続いているが、当事者政府の思いに左右される。将来を担う子ども達に平和な国家、世界を整えるのは大人の義務であると思う。

8月9日の長崎原爆の日、8月15日終戦記念日、式典等は開かれてマスコミも取り上げるが日々の平和について論じるマスコミは限られている。平和の原点は「基本的人権の尊重」だと思う。一人一人が大切にされない今日、我が事が優先する社会で本当に悲惨な事件が起き続けている。過去には想像できないような「人のいのち」を短絡的に奪う出来事に「何故、このような社会になったのか」と思っている人は多い。平和を思う時、目の前の一人一人の思いを感じる力が問われているのでは。

総合施設長コラム(2019.8.1)

7月31日の朝刊各紙に掲載されていた「平均寿命男女とも最高」の記事。男性は世界3位81.25歳、女性は世界2位87.32歳、2018年の結果が発表された。2017年に比べて女性は0.05歳延び、男性は0.16歳延びた。過去最高の更新は女性が6年連続、男性は7年連続。

一方で自立して生活できる年齢を指す「健康寿命」は2016年時点で女性は74.79歳、男性は72.14歳、平均寿命とは大きな開きがあり、高齢者が健康で暮らせる長寿社会を実現するための課題は多い。

世界の順位で見ると、男性・女性と共に香港が第1位、男性82.17歳、女性87.56歳、スイス(男性2位)、スペイン(女性3位)、韓国(女性4位)、統計上2017年の数値。過去は北欧3国が平均寿命の上位であったが、2018年ではノルウェーが男性4位、スウェーデンが男性5位にある程度になっている。

日本では、平均寿命が延び続ける一方、2018年の合計特殊出生率は1.42にとどまり、生まれた子供の数は91万8397人と過去最低を記録した。超高齢・少子化社会、人口減少社会の今日、社会保障制度の持続可能性の課題も大きくのしかかってくる。

総合施設長コラム(2018.11.29)

共同募金・歳末助け合い・自然災害被災地支援金・他にもユニセフ等募金の依頼が次々とあります。各々の立場で協力されていると思いますが、国内外において、環境によって充分食物が確保されず厳しい状態の人が想像以上におられます。飢餓でなくなっている人が世界で1分間に17人という数字もあります。実感から程遠い数字です。日本においても、戦後は飢餓でなくなる人、特に子供が多かったという当時の記事があります。今日でも少数ですが報道などで生活保護等を受けられずに孤独死の事件もあります。

一方で、日産のゴーン氏のニュースや、振り込み詐欺で何億円も被害に遭われているニュースと、両極端の現実に向き合わなければならない。

さらに、家族・知人・見知らぬ人を問わず、自分の思い通りにならなかったり、イライラして殺人を起こす事件があまりに多い昨今。一番大切なものは「いのち」と言うのは誰もが知っている。

先日も常時医療的ケアが必要な子供さんによって地域社会や周囲の人の思いが変化してきたとその子の母親が語られていた。当初は本当に「何故、自分だけが苦しむのか」という日々から人の支えによって自分自身が変わってきたことで子供へのかかわりも変わったことを。

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