724日朝刊に、「介護士が傷害容疑」 東京の老人ホーム 80代女性大けがの見出しの記事があった。内容は、東京都江戸川区の老人ホームで入所者の80代女性に暴行を加え、顔を負傷させたとして、警視庁葛西署は、男性介護福祉士33歳を逮捕、女性は骨盤や肋骨が折れ、内臓を損傷する大けがをしており、関連を調べる。容疑者は容疑を認め、「右の拳で殴った、職場の人間関係でストレスを抱えていた」と供述している。

先日、あるスタッフがルポライターの書いた新書版「崩壊する介護現場」を読んで、参考に持ってきてくれた。数時間で読んだが読後感は本当に心重く、このような実態が市民の理解につながると、とても介護現場に人材が集まりサービスの質が担保される状況にはならないだろう。

新聞報道・新書記事の中の出来事は一部の人であり、多くの誠実に真剣に向き合っている現場の人達は腹立たしい思いでいっぱいだと思う。しかし、残念ながら市民の目は一部を大半のように捉えられるし、マスコミもそのような傾向になっている。消極的かもしれないが反論は実践を通して見せる化しかないと思っている。