7月31日の朝刊各紙に掲載されていた「平均寿命男女とも最高」の記事。男性は世界3位81.25歳、女性は世界2位87.32歳、2018年の結果が発表された。2017年に比べて女性は0.05歳延び、男性は0.16歳延びた。過去最高の更新は女性が6年連続、男性は7年連続。

一方で自立して生活できる年齢を指す「健康寿命」は2016年時点で女性は74.79歳、男性は72.14歳、平均寿命とは大きな開きがあり、高齢者が健康で暮らせる長寿社会を実現するための課題は多い。

世界の順位で見ると、男性・女性と共に香港が第1位、男性82.17歳、女性87.56歳、スイス(男性2位)、スペイン(女性3位)、韓国(女性4位)、統計上2017年の数値。過去は北欧3国が平均寿命の上位であったが、2018年ではノルウェーが男性4位、スウェーデンが男性5位にある程度になっている。

日本では、平均寿命が延び続ける一方、2018年の合計特殊出生率は1.42にとどまり、生まれた子供の数は91万8397人と過去最低を記録した。超高齢・少子化社会、人口減少社会の今日、社会保障制度の持続可能性の課題も大きくのしかかってくる。