2014年02月

総合施設長コラム(2014. 2.27)

季節の移り変わりが早いと感じるのも今頃です。マスクを着用している人は多いですが、流行のピークを過ぎたインフルエンザ(但し、学校閉鎖・学級閉鎖が中丹地域ではあります)の予防よりも、スギ花粉が多く飛び始めている花粉症対策のようです。

さらに昨日は西日本中心に中国からの大気汚染物質の飛来で一日中、かすんだような状況が各地で観測されていました。特に盆地では抜け切れないため浮遊が多かったようです。この対策にもマスクが必要です。

いつごろから花粉症が大きく取り上げられるようになったのかわかりませんが、昭和時代ではなかったのではと思っています。花粉や大気汚染物質は山々等景色の様子で判断できますが、ウィルスは見えませんし、症状がでてからでは遅いわけですから「手洗い・うがい・マスク着用(特に病院受診時)」を徹底して予防に重点を置くしかありません。

 そして、花粉等で鼻炎や喉の炎症の症状が出ると体調がすぐれず日々の安全意識が低下します。特に交通安全、一旦停止して確認しているようで漫然としており事故につながる傾向があります。体調が不安な時ほど念には念をいれて、確認行為(日々の業務は当然ですが)を徹底してください。

総合施設長コラム(2014. 2.24)

ソチオリンピックも閉会し、まもなくパラリンピックが開会される。期待以上の活躍・期待以下の結果等により様々な喜びや苦難があったと思うが「お疲れ様」と伝えたい。パラリンピックに出場される選手の方々には日頃の努力の成果をだされることを願っています。

何事もそうですが、日々の努力の積み重ねによって良い結果が出ればうれしいし、残念ながらうまくいかない場合は辛い。このことは介護現場も同じだと思う。さらに言えば、スポーツも個人の力はベースだが多くの指導者やサポートの力によって支えられていく。介護現場も同様で個人の力だけでなくチームでの力を高めていくことでご利用者の暮らしが支えられる。

特に「看取り」のステージでは、ご本人・家族・スタッフ(全職種)の思いによって大きく変化していく。そして、すべての段階でスムーズにいくことは少なく、何度も何度も行きつ戻りつを繰り返し進んでいく。このこともスポーツと介護現場の共通点かもしれない。
 また、今回のオリンピックの日本のメダリストは若者の台頭と競技内容ではピークを過ぎた年齢の選手の活躍が目立った。これも介護現場において次世代をささえる若者と経験を積んだベテランが伝えていくことの大切さを示している。

総合施設長コラム(2014. 2.19)

ソチオリンピックのジャンプ団体戦で銅メダル、個人の力だけではどうしようもない種目です。さらに、競技後にひとりは120万人にひとりの難病を発症していたことを発表し、ひとりは左ひざのケガは通常飛べない状況であったことが判明した。そしてジャンプ年齢からすると多くない41歳の選手等々、表面上のメダルの裏での苦闘や苦難の状況がわかるにつれ、メダルの輝きは増した。

スポーツだけでなく表面上の結果のみに目が行きますが、その裏での努力や苦労を忘れてはいけないと思う。一年間継続して実施している研修会について評価・反省の会議があったが、毎年行っていてもいろいろな課題が浮かびあがる。特に受講者が所属する施設管理者及び受講者が研修に対する心構えが不十分な点が散見している。講師・準備するスタッフも各々に通常の業務の上に協力してもらっている。そのことをしっかり理解し、受講者側も努力してもらいたい。

これは研修だけでなく、日々の実践においても同様なことがいえる。表面に出ないところでしっかり準備をしてもらっていることがご利用者のサービス向上につながっている。個々のスタッフが思い込みでその場だけのケアをしてもよいサービスにはつながらない。

総合施設長コラム(2014. 2.17)

先々週・先週と関東甲信地域では、観測史上初めて、160年ぶりといわれる大雪で道路・鉄道等々に大きな影響が出たし、今朝も各地で孤立・渋滞・停電の状況が続いている。

そのなかで朝刊のコラムに次のような内容があった。「都会の大雪には良い点が一つある。困っているはずなのに街で会う人々が明るく生き生きとした顔になる。歩行者が滑らないように店先で雪かきに精を出す店員さんに、ありがとうの一言が素直に出てくる。駅の掲示板を見上げる赤の他人が、同じ困難と闘う「同志」になる。靴のなかまでぬれて冷たくて苦痛でも、すれ違う際に目が合うと、ふと笑みが漏れる。誰をも等しく襲う悪環境に遭遇すると、人は他者に優しくなるらしい」 中略

「天災は誰かのせいで起きるのではない。誰も悪くないから人は力を合わせて頑張るしかない。溶けきれぬ雪はビショビショで厄介だが、消える前に思い出しておきたい。自分が一人の力で生きているわけでないことを」

この文章を読んで私たちは日々、「他者への優しさ」についてどのように実践しているか考えさせられた。

総合施設長コラム(2014. 2.10)

 28日~9日、東京を中心に30センチを超える大雪で交通網がマヒ、雪国の人達にすれば30センチは通常の範囲だと思う。同じ積雪の対応であっても大きな違いがでてくる。そのことから考えると各地域において実情に合った対応策を考えなければならない。
 介護・福祉サービスも同様で、各地域によって対象者・風土が異なる中で独自のサービス内容を工夫することが大切です。得てして全国一律のサービスに目を向けて、目の前の地域をおろそかにしている傾向がないだろうか。もっと言えばサービス内容の均一化が中心に置かれ目の前のご利用者の思いがおろそかになっていないだろうか。
 先日も「平等論」についての講演を聞いた時、「権利の平等と、主体が異なる中における平等」を同一に論じていることへの矛盾に気づかされた。介護・福祉サービスにおいてあまりに平等に重点を置いてきたことが
(一定の底上げには必要なことであった)、目の前の人の個々の思いに、十分対応できていない事につながっているのかもしれない。
 その中で認知症ケアにおいて「パーソンセンタードケア」という方向が進められている。まさに、その人を中心という考え方です。私たちの実践についても考えてみる必要があります。
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