ご利用者へのかかわり・配慮ということを話すと、「どのようにすればいいのかわからない」と難しくとらえて向き合えないスタッフも多い。昨日、次のような場面に出会った。
午前11時半頃に廊下を歩いておられるご利用者に「お昼の食事にイチゴがありますよ」と自然に声をかけられると、ご利用者がうれしそうな表情をされた。このスタッフは経験が浅く、勤務当初はご利用者にかかわりができづらい場面が多かったので、こちらまでうれしく感じた。このように自然に声かけができるということは、日常においてもできているのだと思った。
次に、来訪者と一緒に食事をする時間になり、お弁当を開かれると来訪者が「春らしい、こんなご馳走を」と喜ばれた。メニューもそうでしたが梅一輪が添えてある配慮に心が動いたのではと思った。
このようにかかわり・配慮は特別なことでなく、自分が相手に喜んでもらえればと思って行動すれば自然と伝わっていくのだと改めて感じた。
言葉かけがうまくできないスタッフに注意をすると、すぐに言い訳が先にでてくる。うまくできなかった経験の浅いスタッフは努力したのだと思う。是非、参考にしていただきたい。